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2017-04-12

さくら

こんにちは、訪問看護師 7か月目の山田です。

桜もだいぶ散り始めていますね!
皆さんお花見はしましたでしょうか?

本日は、90代 女性 Aさんとのお話をご紹介したいと思います。

Aさんのお宅のリビングにて座ってお話を始めると…
窓からとってもキレイな桜吹雪が

思わず、キレイですねー!素敵ですねー!
暖かくなって来たし、春っていいですよねー!
と興奮気味に言ってしまったのですが

Aさんは「キレイだけど、散ると大変なんですよ。春先はもの悲しい。」と。

普段から夕方が嫌いなAさんは
桜が散ることさえも悲しくなってしまうそうです。

桜が散って寂しいな〜なんて軽く言ったりしていたけれど

高齢者は思い出がたくさんで
心の底から寂しく、悲しく、辛くなるのだと
教えてくださいました。

それが歳をとるってこと!
若い時には思わなかったですよー!
おかしいわよねー!と
笑顔を見せてくれたAさんです。

その後、訪問日では無い日に病状が心配で
私がお電話したことが
「涙が出るほど嬉しかった」
と言われ、またAさんの寂しさに触れ

ケアマネさんにまで報告してくれたそうで
私は照れ隠しで
そんなに褒めても何も出ないですよー!
何もいらないから言ってるんですよー!と
2人で大笑いしながら
外を少しだけ散歩して

コンクリートの隙間から
紫のかわいいお花を見つけました
スミレだそうです!
「小さい頃はよく咲いてたんですけどね」と
また思い出が出て来ました。

思い出ももちろんですが、私が訪問させていただく時間の中で、新しい発見や大笑いできる日になったらいいなぁと思っております

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